楽天銀行の振込方法には通常の銀行振込とは別に、｢メルマネ(かんたん振込)｣という振込方法があります。
振込手数料も通常の銀行振込より安くなっています。メルマネの振込限度額は1回に付き30万円です。
メルマネの送金システムはどうなってる？
銀行振込を行う場合は、振込先の金融機関名や支店番号、口座番号などを入力しなければなりませんが、メルマネは相手方のメールアドレスと名前さえ分かれば振込ができます。
そして、メルマネの特徴として、最大で全角500文字までメッセージを添えることができるため、知人などにお礼やお祝いの言葉を添えたい時に利用すると便利です。
ただし、携帯電話からメルマネで振り込む場合はメッセージを添えることができず、また、パソコンから携帯電話宛てにメルマネで振込をする場合もメッセージが相手の携帯電話に表示されません。
なお、振込人は楽天銀行の口座が必要ですが、受取人は楽天銀行の口座保有者である必要はなく、受取口座を自由に指定できます。
ちなみに、受取人が楽天銀行の口座を保有しており、その口座に登録しているメールアドレスに振り込まれた場合は即時に入金されます。受取人は受取手続きをしなくてもいいので簡易に処理できます。
メルマネの受取方法は？
メルマネを送ると、楽天銀行から受取人のメールアドレスに対して、受取手続きを依頼するメールが送られます。
受取人は以下の処理をしてお金を受け取ります。
①メールに記載されているURLにアクセスし、受取画面を開きます。②振込人が指定した口座名義を入力し、受取の手続きを行います。
③受取手続きが済むと、受取人から指定された口座に楽天銀行がお金を振り込みます。また、楽天銀行に口座を開設して受け取ることも可能です。
メルマネの振込方法は？
メルマネはパソコンでも、スマホからでも振り込むことができます。
【パソコンの場合】
①楽天銀行の口座にログインし、｢振込・支払｣⇒｢かんたん振込(メルマネ)｣を選択します。
②｢かんたん振込(メルマネ)｣画面が表示されます。(メールアドレスを登録していない場合は、｢メール設定｣画面が表示されるので、メールアドレスを登録してから改めて振込の手続きを行います。)
③振込先の｢メールアドレス｣・｢振込金額｣・｢振込内容｣を入力し、メールに表示させるメッセージを入力し、｢次へ(確認)｣ボタンをクリックします。なお、メッセージにはテンプレートが用意されているので、それを利用しても構いません。また、自分のメールアドレスを受取人に通知しないことも可能です。
④受取人の名前(セイ・メイ)を入力し、｢振込金額｣を確認します。ワンタイムパスワードを入力して、｢振込実行｣ボタンをクリックすれば完了です。
【スマホアプリの場合】
スマホ用の楽天銀行アプリを利用します。
①アプリを起動して、｢振り込みをする｣を選択します。
②｢振込｣画面の一番下にある｢メルマネ｣を選択します。
③｢受取人選択方法｣の画面で受取人を選択し、後の処理はパソコンと同様です。
メルマネの振込手数料は？
楽天銀行の通常の振込手数料は、金額が3万円以上だと258円(税込)が掛かりますが、メルマネでは、楽天銀行口座に登録しているメールアドレスの受取人に振り込んだ場合は無料になります。
そして、楽天銀行に未登録のメールアドレス宛でも、振込手数料は165円(税込)です。一般的な振込手数料に比べると割安になっています。
セキュリティは大丈夫なのか？
送金で一番重要なのはセキュリティであり、受取手続きはSSL128bitの暗号化通信で行われます。
そして万が一、送金する相手のメールアドレスを間違えたためにメルマネが他の人に届いても、第三者が自由に受け取ることはできません。
振込人がメルマネの振込画面で指定した口座名義以外で、受取人が資金を受け取ることはできません。
また、楽天銀行に登録されているメールアドレスに振込手続きを行うと、受取人の名前が自動で表示されることで、最終的な確認ができるようになっています。
しかし、仮に同姓同名の他人にメルマネが送られてしまった場合は受け取りを防止することはできません。
メルマネの振込のキャンセル方法
メールは一度送信すれば取り消すことなどできませんが、メルマネは受取人がまだ受取手続きを行っていなければ、キャンセルすることができます。
楽天銀行のサイトにログインし、｢振込・支払｣⇒｢受取手続きが完了していない振込の確認｣に進み、｢取消｣ボタンを選択すればキャンセルになります。
メルマネ(かんたん振込)はメッセージを添付できるというのが最大の魅力です。言葉を添えることで、無機質なお金のやり取りに温かみが出ます。お金借りたい場合でもメッセージがあることでお金の有難みが増すでしょう。
ちなみに、相手方が口座番号の案内を嫌っている時に利用することもできます。